使われることで動きだすまちや建築の『時間』

石州瓦とベンガラで調和された街並みの岡山県高梁市吹屋。

建物は観光客向けの用途を中心に活用されており、生活が見える部分もあり、活きたまちとしての姿が見られました。

落ち着いた良い街並みです。

 

常々、まちや建築に『時間』を作ることで『奥行』が作られ、そこにしかない空間ができると考えています。

そのためには、『まずは使うこと』が重要です。

時代により使い方は異なります。

まちや建築をその時代の使い方に合わせながら、「残すべきところは残し、変えるべきところは変える」という『再生』による時間の発展的なつなぎ方が有効な方法になります。

時代の流れに伴いシャッター街になっているにもかかわらず、新規参入希望者に対し高い賃料を設定するなど古い考えが抜けないまちは、使われることなく『時間』が止まります。

そういうまちほど、「活性化」を口にしているように思いますが、そうであれば広く門戸を開き、『まずは使われる』状況を検討し、止まった『時間』を再び動かす「しかけ」が必要ではないでしょうか。

 

まだまだできることは、たくさんあります。

早めの対策が重要です。