岡山県地域文化財建造物専門家(ヘリテージマネージャー)養成講習会:第1回目

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※今後の参考にするため、当事務所設立前に参加した「ヘリテージマネージャー」の講習会についての記事を転載します。

 

2013.7.20@オレンジホール研修室にて、第一回目の岡山県地域文化財建造物専門家(ヘリテージマネージャー)養成講習会が開催されました。

 

参加者がどんなメンバーかなどはほとんど事前情報がなかったため、地元からどれくらいの参加者があるかなど、講習の本筋以外のところで「どうなんだろ?」と思いながら会場に到着。

岡山市などで用事がある時はいつも道が混む事を予測して早めに笠岡を出発するのですが、今回は正解。

時々渋滞がない場合もあり、その時には30分以上時間を持て余すことも…。

遠方からの参加だとどうしても時間を読めません…。

 

初めてのオレンジホール研修室。

結構古い建物で「これかぁ」と思いながら周辺をうろうろ。

なにか別のイベントをやっています。

「これは、違う…」と思いながらあたりを見回すと、同じような行動の人たちが。

小心者のワタシは少し離れてついていくことに。

研修室はなんと、その「オレンジホール」となりの建物でした。

その二階に小さな部屋が。受付を済ませて入室。

 

会場にはまだ人は少なく、机と椅子が結構な数準備されていました。

時間がたち、どんどん参加者が増えていきます。

定員は30名と募集にありましたが、結果的には39名。

講習の内容が説明されましたが、結構シビアな日程にもかかわらず、欠席などで単位を落とすと何度か救済講座はあるものの基本的に登録は認められず、次年度に必要な単位だけ再講習が必要。

一期生としての参加者は…正直びっくりするほどのメンバーでした。

私はおそらく1,2を争う若造です(´Д` )

しかも、私が所属する「井笠支部」からの参加は…ワタシ、ひとり!!!

これは脱落することはできません…(ま、もともとそんな気はありませんがw)。

身が引き締まる思いをしながら(正直、メンバーを見て、えっ?(゜Д゜;)って思いましたが…)第一回目の講習会が開催されました。

 

今回の講習会は「文化財建造物修理ⅠとⅡ」でした。

午前中2時間、午後2時間の長丁場です。

講師は岡山理科大学の江面嗣人先生。

A4、20ページくらいの資料が配られましたが、午前中の講義はなんと2ページほどしか進みませんw

というのも、「文化財とは?」とか「文化財に接する心得」のような内容を中心に、先生の「武勇伝」を交えてお話ししていただいたため、予定から少しズレたようです(^_^;)

しかし、その内容の面白いこと、面白いこと。

「なんで、文化財を保護しなけりゃならんの?」と所有者に聞かれて、必死にその答えを探された話。

その体験から展開される「文化財のありかたとそれに対する接し方」、また日本人として「文化財に接することの意義」とか「保存だけでなく文化財を【活用】する重要性」など、まさにヘリテージマネージャーとして押えておくべき「精神性」を叩き込まれました。

 

あっという間に午前中の講義が終了。

ちょっと長めの昼休憩をはさみ、午後の講義、開始。

まず先生曰く、「私の講義はいつもこんな感じで脱線するので、なかなか思うように進みません…」

いや、そのほうが面白いです、ほんと。

午後の講義はさすがに午前中ほどではなく、比較的資料に沿って講義が展開。

しかし、先生の体験を随所に交え(脱線しながら?)面白おかしく進んでいきました。

特に、文化財関係の制度や修理の原則、伝統的建造物群保存地区の制度まで、現状や設立の経緯について教えていただきました。

単純に「こんな制度です」って教科書的に教えられるのではなく、文化庁での体験談や裏話を基に話が展開していくので面白いのなんのって(・∀・)

具体的な内容は差し控えますが、昼食後の講義って本当に眠くなって大変なんですが、あっという間に午後も時間が過ぎていくほどの内容でした。

 

第一回目の講義からこんな面白い内容でしたので、今後も大変楽しみになりました。

他地域でのヘリテージマネージャーの展開や茅葺屋根の工法などまで、ワークショップなどを交えていろんな内容が予定されています。

次回はたつの市で講義があります。

ちょっと遠いですが、プチ旅行的に楽しんでいきたいと思います。