岡山県地域文化財建造物専門家(ヘリテージマネージャー)養成講習会:第2回目・その1:たつの市まち歩き

※今後の参考にするため、当事務所設立前に参加した「ヘリテージマネージャー」の講習会についての記事を転載します。

 

2013年8月3日、第二回目のヘリテージマネージャー養成講習会がたつの市で開かれました。

その1として、午前中開催されたたつの市のまち歩きを写真でご紹介します。

兵庫ヘリテージマネージャーで活躍されている方にご案内していただきました。

非常に丁寧に解りやすく、かつ面白い(関西人ですねーw)説明でした。見習いたいです、面白い喋りも(・∀・)

 

まずは集合場所から近い「うすくち龍野醤油資料館」から。

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ヒガシマル醤油という有名な醤油メーカーの資料館です。

木造の倉庫に手を入れて、ギャラリーや作業スペースに改装しています。

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これはこのあたりのマスコットでしょうか?作業スペースに置かれていました。

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軒裏は垂木も漆喰で塗り込んでいます。本葺の巴瓦との対比が面白いです。

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まちの中に水路があります。きれいに整備されています。

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まちの各所からこの煙突を見ることができ、まちのランドマークになっています。

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木造の4階建ての建物もあります。これもランドマーク的な役割になっていました。Exif_JPEG_PICTURE

時々このように軒の高さがそろっていない建物がありますが、商家(町屋)の街区は揖保川に近い低い場所にあるため、川からの水害に備えて建物を持ち上げているためだそうです。

低いほうの建物が本来の高さで、改修の際には街の軒先をそろえるため全体的に下げる方向で計画されているようです。Exif_JPEG_PICTURE

まちにある古い本屋さん。素晴らしい建物!内部が2階まで吹き抜けでその上部にトップライトが。

二階部分は吹抜けを中心にした回廊になっていて、その壁面には書棚があります。

しかし、残念なことに現在は書店としては1階のみが使われています。

歴史を積み重ねた素晴らしい書店の入り口正面には、グラビアどーーーーん!のFRIDAYが置かれていて、新旧の対比を感じました(^_^;)

川からの風も抜ける素晴らしい建築でした。Exif_JPEG_PICTURE

商家の街区なので、玄関先は大きな平角の無垢材による桁が化粧で入れられている建物が多いです。Exif_JPEG_PICTURE

今回まちを案内していただいた先生の設計事務所がこの街区にあります。その1階を地元の高校生に開放し、彼らの活動に使われています。

このように地域の高校生や学生さんが地域に出て活動することが、これからの地域づくりの新しい担い手を育成するという面で大変重要ではないか、と感じています。

まちに愛着を持つことは、まず自らまちに関わること。これを実践する「場」を作ることが大切だと思います

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地域の建物の改修にも地元の高校生が活躍しています。この建物の焼板や漆喰は高校生が職人から指導を受けながら作業したそうです(漆喰の仕上は職人さんが手直ししたようです(^_^;))。

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面白い交差点がありました。

交差点を中心に「工場」「町屋」「洋館」「お寺」を一度に見ることができます。「幕の内弁当のようなまちだ」と言われたこともあるそうです。

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まだすべての建物が完全に改修されているわけではなく、中には改修を待っている建物も多いです。間に合わず、取り壊されて歯抜けになった土地もちらほら。メーカーの家なども当然あります。

このあたりは制度の問題などもあり、簡単にはいかないようです。

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こういう建物群や街並みが残っている場所があれば、いろんな活動ができそうですね。