岡山県地域文化財建造物専門家(ヘリテージマネージャー)養成講習会:第7回:新庄村建物・景観ワークショップ

※今後の参考にするため、当事務所設立前に参加した「ヘリテージマネージャー」の講習会についての記事を転載します。

 

10/12、新庄村にて講習会がありました。

前日は半袖でも汗が出るような県南部でしたので、半袖で出席。

しかし県北、寒かったです…。結局念のため準備していた長袖に着替えるほど。

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紅葉はまだ、といった感じでしたが、さわやかな秋の自然がたくさんありました。

 

前半は新庄村中央公民館にて講義。

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兵庫県を中心にご活躍の金野先生による既存の建造物を活用した地域づくりの講義。

これで3度目の講義をしていただきましたが、毎回本当に面白い!

現在の法整備の状況や今後の展開、また実例を含めて解りやすく説明していただきました。

建築単体だけではなく、そこから地域づくりに発展させる発想は非常に参考になり、今後の地域に必要な手法であると感じました。

私が所属する地域でそのような活動ができるように努力していこうと改めて思いました。

残念ながら、先生の講義は今回で終了。

また是非別の機会にお話を聞かせていただきたいと思います。

篠山にも行ってみたいなー。

 

そして、兵庫のヘリテージマネージャーとしてご活躍されている才本先生に午後からの現場作業について説明がありました。

前回、私達の班が実測した建物の内装を解体し、その手法と建物の様子を見ながら勉強します。

才本先生も非常に丁寧に解りやすく説明してくださり、かつ我々と同じ建築士としての実情をお話ししていただけるため、毎回とても面白く聞かせていただきました。

 

さて、前回は写真を撮る余裕がなかったのですが、これが再生対象の建物です。

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昭和初期の建物のようですが、いわゆる「文化財級」の建物ではなく、一般的な建物です。

以前は床屋でしたが、空き家になっているようで、次の所有者さんはここを住居とショップに再生される計画を持たれています。

がいせん桜通りの入口に近いところにあるため、立地的には良い場所だと思います。

二階建の建物2棟を平屋でつないだ形式になっています。

 

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さて、作業開始です。

今回は篠山から来られた3人の職人さんもいらっしゃいました。

解体の方法やジャッキアップの実演を行っていただきました。

事前説明があり、なぜか古い梁と天井を木目のビニルクロスで隠している天井を撤去。

 

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無垢板の天井が出てきました。

これを合板で覆い、木目のビニルクロスを梁まで巻き込んで貼っていました。

また開口高さを確保するために構造材の一部を欠きこんでいる様子も見られます(正面)。

 

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畳を撤去すると、こんなものが。

これ、昔のコタツです。

今となってはなかなか見られないものです。

 

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ジャッキアップの実演です。

今回は時間の都合上、実際持ち上げるまではできませんでしたが、このような金物を使ってジャッキアップする方法を見せていただきました。

方法はいろいろあるようですが、ケースバイケースで様々な方法を採用することが大切です。

 

新庄村での講習会はこれで最後。

この建物がどのように再生されたのか、是非見学させていただければと思っています。

また、講師の先生方には毎回大変興味深い講義をいただき、ありがとうございました。

今後の活動にしっかり活かしていきたいと思います。