旬の会さんで地震について考える会を開催

当日、旬の会さんで竹やぶで秘密基地を作る企画が進んでいましたが、前日の雨のため予定を変更し、地震について考える会を開催しました。

熊本、大分で大きな地震が発生してしまいました。

我々にできることは何なのかを考えるとともに、地震について今一度子どもたちと考えるため、この内容での企画になりました。

秘密基地づくりを楽しみに予定してくださっていた皆さんとともに、Tanacaféにて開催。

マレーシア、アメリカ、パプアニューギニア出身の方々も参加してくださいました。

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まずは「地震って、なんで怖いのか?」をみんなで考えてみるため、思いつくところを書き出してもらい、分類して発表するワークを行いました。

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大人チーム、子どもチーム、外国出身者チームに分かれて作業。

そして、それぞれのチームで発表。

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ここで興味深い結果が見られました。

外国と日本とでは、文化や生活の違いから地震に対する恐怖の感覚や着目するポイントが違うかどうか、ワーク前に興味がありましたが、結果としてはほとんど差がないことが分かりました。

地震に対する恐怖の理由は場所がどこであれ共通、ということだと思います。

 

そして、さらに興味深い結果は、子どもと大人で「恐怖のポイント」が違う結果が表れたことでした。

大人はまず地震の物理的な現象(1)を怖がります。

例えば、「揺れる」「壊れる」「倒れる」などです。

それから「津波」「土砂崩れ」「火災」など、地震によりもたらされる次の段階の現象(2)に恐ろしさを感じています。

そしてその後の「情報が入らない」「水道、電気が遮断」「交通網のマヒ」「食料の不足」「避難所生活」「家がなくなる」などの「その後の生活」(3)に対する不安を挙げています。

ところが、子どもにはこの(3)の不安に関する記述がほとんど見られませんでした。

10人弱の子どもたちの意見でしたが、大人の気持ちとの明確な差異が見られました。

つまり、子どもたちは地震というものに対し「物理的な現象に対する恐怖」を感じており、その後どう生活するか?というところにはあまり意識が向いていないということだと思います。

「子どもだから、そうだろう。」と片づけられるかもしれませんが、この結果は子どもたちに対し地震に関して意識づけを行う際に参考になるかもしれません。

 

大人も子どもも、外国の人たちも、共通して「地震が怖い」と思うのは、やはり建物が壊れることでした。

では、建物を壊れないようにするには、今の技術はどんなものがあるのか?を簡単な実験をしながら簡単に紹介していきました。

まずは建築を学んだ人は一度は見たことがある、倒立振子を使った地震による建物の揺れ方の実験を行いました。

そして、日本の建築物に多い「木造」について、木がどれくらいの強度があるかを実際ホームセンターで買ってきた40㎜角のホワイトウッドの角材を使い、実験。

両端を固定して子どもたちに乗ってもらいます。

軽い子供から乗っていきましたが、結構乗れる!

次第に撓んできましたが…合計150キロを超えたところで…

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折れました。

2m弱のスパンでの実験でしたが、参加者は思っていたより強度があるということに驚いていたようです。

 

大きな地震があり、多くの人たちが大変な状況にあります。

その地から離れたところにいる我々にできることは限られているかもしれません。

実際に発生した地震から学び、いずれこの地でも起こるかもしれない地震に対して常に関心を持っておくことがいざという時の心構えのために重要だと思います。

子どもたちに少しでもそのことが伝われば幸いです。

被災地が少しでも早く平穏な日常を取り戻すことができるよう、お祈りしています。