薄暗い場所に光を〜間取りの再構成

古民家など既存の建築物の改修では、奥まった場所にある日のあたりにくい部屋をいかに明るくするか、という課題の解決を希望されます。

特に伝統的な間取りの古民家では、建物の中で最も日が差し込んで環境の良い場所は客間に位置付けられ、一年を通してほぼ来客時にしか使わず、普段は別の奥まった場所に生活の中心の場所があるケースが見られます。

冠婚葬祭を自宅で行わないことが主流になってきていることもあり、改修時にこのアンバランスさを解消し、環境の良い場所を積極的に活用する間取りの再構成を行います。

奥まった場所には、吹抜けを設けるなど断面計画から見直し、改善を図ります。

これらの場合で注意しなければならないのは、構造の検討です。

計画時、及び内装撤去時を始め、工程の要所要所でしっかり確認、検討して施工を行います。

この手法を間違えると(安易に吹抜けを設けたり、壁を抜いたり、柱を抜いたりなど)、不安定な構造になり大変危険ですので、改修に精通した専門家に設計・監理を依頼することをお勧めします。