子どもの「空間創造能力」育成支援

子どもの遊びと空間創造能力

空間を創る能力や認識する能力は、子どもの頃に自ら手を動かして空間を創るという経験に基づいて成長する、と考えています。

残念ながら近頃の子どもたちには、そのような経験を行う環境やチャンスが少なくなっていると感じます。

やってみたいと思っても場所が無かったり、危険なことはやってはいけないと行為そのものが禁止されていたり、また塾や習い事で忙しくそんな時間も無かったり、ゲームなど多様で刺激的な選択肢が増えていたり、と理由は様々ですが、昔のように空き地や竹やぶに「秘密基地」を作って友達と集まる、段ボールなどで迷路を作る、という遊びを行っている光景を見ることすらなくなりました。

また、学校のテストで算数の問題を解くことができても、本質的に空間を捉える能力が養われているか疑問が残る、という現状があるようです。

子どもたちが自ら空間を創るチャンスが少なくなっていることが、この原因のひとつかもしれません。

学校では教えてくれない、空間の創り方

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学校や塾では、主に教科書や画像など二次元の情報で空間について学習しますが、実際の「空間の創り方」は教えてくれません。

我々建築に携わる者は知識として空間の創り方を学びますが、その習得には子どもの頃、実際に空間を創ったという経験が少なからず影響していると感じます。

空間の創り方のベースは教えてもらうのではなく、それぞれの経験の中から養われていくものであり、そのような環境やチャンスを提供し、少しだけアドバイスをしてあげることが今の子どもたちには大切だと思います。

建築を創ること以外に、建築の知識と能力を活用する

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今まで建築の専門家は、その知識と能力を建築を創ることに注いできました。

社会のしくみや経済情勢が転換期を迎えている今、その知識は他の分野でも必要とされています。

そのひとつが「教育支援」だと考えています。

建築の専門家が持つ知識と能力を子どもの教育支援、特に空間創造能力の育成に活かすことは、子どもたちの学習の幅を広げ、将来の可能性を広げることになると思います。

教育支援団体との連携

建築の専門性を活かした教育支援を行う場として、現在活動中の教育支援団体と連携を取り、そのプログラムの中で子どもたちに空間づくりを経験してもらう体制を取っています。

現在、地域の特性を活かした自然体験活動を行っている笠岡市の「旬の会」さんにご協力いただき、竹林で「秘密基地」をつくるイベント等を企画し、技術指導や全体のプロデュースを行っています。


2018年2月に行われた笠岡市生涯学習フェスティバルでパネルを展示いたしました。

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