Tanacafé

空き家活用プロジェクトとしてお手伝いさせていただいた笠岡の平屋住宅の再生ですが、この度オーナーさんがこの建物でカフェ「Tanacafé」をオープンされました。

建物の選定当初から係わらせていただきましたが、今回はいわゆる「デザイン」を行っていません。

どうしても見栄えの良い完成形のデザインを行いたくなるのが設計者の「生態」ですが、今回は既存建物の素の姿を活かし、「白」の状態を作り、オーナーと共に今後その時々の状況に応じて変化していく様子を楽しむベースとして計画しています(これもひとつのデザインと言えなくもないですが)。

都市部や観光地での空き家活用では集客能力といった観点からデザインという要素は重要視されることは間違いないのですが、特にそうでない地域(笠岡のような)では、空き家問題の解決方法としては、まず活用している状況をつくることが重要です。

そこから所有者等による「継続的な仕事」でともにつくっていく方法が適切だと考えています。

つまり、空き家の活用を実践する際には、設計者は「まずデザインをしない」というのも選択肢のひとつにあるべきだという考えです

そのひとつの提案として、今回の計画はおこなわれました。

当社のページでもお伝えしてきたように、「再生のプロセス体験も活用方法のひとつ」という位置づけにより、施工の一部をイベント化し、子どもたちと共に楽しむ等の方法も取り入れ、その効果もあったように思います。

これからも継続的に建物の維持管理に係わらせていただく予定ですが、さて、オーナーはこの建物をどのような「色」に塗っていくのでしょうか?

その変化もひとつの楽しみです。

なお、メニューのワッフル、コーヒー、紅茶、どれも絶品です。笠岡ではここでしか扱っていない商品も。

是非お立ち寄りください。詳しくは、「Tanacafé」のフェイスブックページをご覧ください。

https://www.facebook.com/pages/Tanacafe/1498002763847430?ref=profile

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